人間の抗えない8つの欲求と、モノを売るための秘策
2023-04-04
今日は、マーケティングの話です。
人間が消費行動を起こしてしまうのは、いわば本能。
理性ではなく、本能なんですね。
つまり、本能を押さえてしまえばモノ自体は何でも良くて、
訴え方次第でバンバン売れてしまう。
そういうお話です。
マナブさんも「その辺の石ころだって売れると思います」って、言ってました。
そういう方法と考え方を、まとめてみました。
まず、人間には本来、生物学的にぜったい抗えない「8つの欲求(Life-Force 8→略してLF8)」というものがあります。
①人生を楽しく、長生きしたい
②飲食を味わいたい
③恐怖・痛み・不安を避けたい
④性交したい
⑤成功したい
⑥勝ちたい
⑦快適に生きたい
⑧愛するものを守りたい。
以上になります。もちろん、細かく言えばこの8つに当てはまらないものもあるだろ!
と思われるかもしれません。でも、最も強く、人間の脳に訴えかける欲求はつまるところ、この8つになるんです。
この8つの欲求に訴えかけるこたができれば、そんなにセールスもいりません。そのため文章で稼ぐには、このいずれか。もしくは複数に訴えかけるコピーや記事が必要となります。
8つの欲求のどれか、もしくは複数をもとにして記事や広告を作れば、自然の力を利用して人を行動させ、モノを売ることができる。なぜならこれらの欲求を持って人は生まれてきているから。
こう言われると、非常にシンプルかつ、強力な方法というのがわかりますね。
例えば、あなたは「食べたい」という欲求を抑えられるますか?(②の欲求)
自分の愛する3歳の息子が、崖の近くで無邪気に遊んでいる姿を、笑って見ていられますか?(⑧の欲求)
今日から突然、36年ローンを組んで建てた自宅を捨てて、その代わりに毎日段ボールの家で生活したい!と、思いますか?(⑦の欲求)
おそらく、全て答えは決まっているはず。考えるまでもなく、No!ですね。
というのも、これらは私たちを人間でいさせてくれている欲求。生まれた時から脳に刻み込まれている、抗う事のできない本能なんです。
人を行動させる強力な自然の力。ですね。
実は、身の回りでみたことのある非常に強いアピール力を持った広告には、この8つに基づく表現が使われていることがほとんどです。
そしてお気付きかもしれませんが、この8つの欲求のうち、特に人の心に響くのは「性と自己変革」です。
「④性交したい」と「⑤成功したい」⑥「勝ちたい」ですね。
仕事上でも言える。人は感情でモノを買い、論理で正当化する。まずは基本的な欲求や要求に触れることで感情的に反応させる。論理(正当性)は、後からでいい。
8つの心理的欲求は、人間の脳にインプットされたものなので、抗えない。そもそも欲求とは、必要が満たされないときに感じる緊張感のこと。「緊張→欲求→欲求を満たそうとする行動」という流れになっている、例えば自分の愛する娘がSNSで知らない男と連絡を取り合っている事をしる(緊張:8つの欲求の⑧)→娘を守るためにSNSの利用を制限したいという欲求(欲求)→娘を問い詰め、利用制限に踏み切る」という流れ。8つの欲求を刺激すれば、それを満たそうとする行動を取ろうとする動きが、相手側に生じることになる。
ライターにとって嬉しいLF8の特徴。人間は、自分のLF8の欲求が満たされれば嬉しくなるのと同じくらい、人がどのようにしてLF8を満たしたのかを、文章で読むだけでも嬉しくなる。人が満たされたことを、まるで自分の欲求が満たされたかのように嬉しく感じる。それは、頭の中で自分の欲求が満たされた経験を想像して、うれしくなるのである。
ベネフィットは鮮明に示す。相手の頭の中の巨大スクリーンに、事細かく風の強さや空気の匂いまで鮮明に感じられるようにライティングする。例えば、「あなたがライティングを極めれば、こんな生活ができるようになる。年中温かい沖縄の離島。窓から外を覗くと、すぐ近くに海が見える。ここは街の喧騒なんか全く感じられない、聞こえるのは波や風の音、鳥の鳴き声、なんの虫かわからないがジージーずっと鳴いている、あれは多分なんかの虫。など。
どうすればベネフィットが鮮明に描けるか?それは、「具体的で、ありありと目の前に見えるような視覚的な言葉を使うこと。そうやって、読み手の頭の中に動画をインストールしてあげる。※怖い話をするときのTechnicが使えるかもしれない。これは『頭の中の動画を演出する』技術。
具体的で視覚的な言葉を使えば、あなたの商品を使うとどうなるか、あなたのサービスからどのようなメリットを受け取れるのか。そのイメージを伝えることができる。実際に商品を使う前から、相手の頭の中で実演してもらう。どんな商品でも、まずはじめに使ってもらうのは、消費者の頭の中。まずイメージすることから始まる。
こうやって想像上の経験を通して喜びを味わうことから、説得というものが始まる。良いなと思うものを使っていることを想像すれば、それをほしいという気持ちは膨らんでいく。まずは感情を動かすことから。電気代がいくらとか、何万画素で映像がクッキリきれい、とかn理論は、あとから差し伸べるだけでいい。先に感情を動かしてしまえば、それは相手が勝手にやってくれる。何なら勝手に別のサイトから調べてくれる。
※ちなみに、具体的にイメージさせるときには、ターゲットとしている層が具体的にイメージできる言葉がよい。イメージしにくい言葉や風景をグダグダ並べても読まれないし、なんかくどいなこいつ。とすら思われてしまう。
まじで、ヤバいですよ・・・