結局この2つだけ。仕事に取り組む前にまず考えるべきこと。
2023-03-21
【結論】
大人のための仕事なのか、それとも子どものための仕事なのか。それをまず先に考える。それによって対応の仕方が変わってくる。とはいえ、実はやることは一緒。根回し。
ただ、その根回しの仕方が違う。この方法をやるかやらないかで、人の成長の仕方って、大幅に変わってくる。特に、行事前に絶対にやるべき、超絶オススメの方法です。人を育てる教育の本質部分なのに、13年間教育現場に携わってきているけど、未だにこの方法をやっている、という人を聞いたことがありません。
もしかしたら、みんなやっているけど、人に教えないだけなのかな?もしくは、言語化していない、これこそが昭和の先生特有の「観て盗め」みたいなことなのか。
いずれにしても、これをやらない理由がない。というか、これをやらないと人って育たないだろ、とまでぼくは思っています。
詳しくは、以下で。
【起】
教員あるあるなんですが、会議での議題をスムーズに通すとき、ものすごく重要なのが「根回し」です。あらかじめ、自分が提案する内容が通りやすいように、関係する職員に前もって話しておくことですね。
例えば自分が体育の主任だったとします。運動会の2~3ヶ月前ぐらいに、職員会議での提案がありますよね。このときに、「A先生に、リレーの担当をしてもらおう」と思ったら、会議でいきなり「A先生は、高学年のリレーを担当してください」と発表するのではなくて、前もってA先生に「リレーの担当をお願いしたいのですが、良いですか?」みたいなことをお願いしに行くわけです。
そしてこの「根回し」。教育現場ではたらくときの教員あるあるなんですが、人を育てるうえでも、かなり大事です。何ていうか、土壌づくりみたいな。
具体的に「根回し」どういうことか。それは、「前もって話しておくこと」です。
これは、
【承】
この仕事は、子どものための仕事なのか。それとも大人のための仕事か。本質部分にもどって考えてみるんです。
たとえば、運動会。これはもう間違いなく、子供のための仕事ですよね。卒業式もそう。もっと細かくいえば、お楽しみ会も、通知表の作成だって、子どものための仕事なわけです。通知表は、子どもの頑張りの成果を、本人にも家庭にもお知らせす
る役割だからですよね。
【転】子供向けの仕事は、子供に対し根回しをします。そのときは抽象的に「ビジョン」を語ります。大人向けの仕事は、大人に対し根回しをします。そのときは具体的に「役割」をお願いします。
【結】